シニアDX推進

2020.01.21

【シニアが動く動機とは?】アクティブシニアマーケティング

まず「アクティブシニア」について簡単に説明させていただきます。
アクティブシニアとは、

・新しい価値観を生活に取り入れている
・趣味などさまざなな活動をしている
・モノ/コトに関わらず消費活動に積極的

上記のような特徴をもった活動的なシニアのことを指します。
「アクティブシニア」について、詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。
▶︎ 「アクティブシニア」ってどんなシニア?

今回は「アクティブシニア」と呼ばれる方が100名参加したプロジェクト【おとな公演】の出演者がどのような経緯で出演を決めたのか、行動動機について解説します。

おとな公演とは?

何十歳になっても参加できて、それぞれが自分の好きな表現を、思う存分、発揮できる場をつくりたい!
そんな想いから生まれたプロジェクト「おとな公演」は、ダンスとお芝居が一体になった新しいジャンルの舞台です。
ダンス初挑戦の人でも気軽に参加でき、みんなで一つのステージを創りあげる醍醐味を味わえるプログラムになっています。
物語は、主役となるのは50歳以上、100人のおとなたち。おとなだから共感できる、おとなだから表現できる、おとなだから感動してしまう物語が、「おとな公演」にはあります。
▼おとな公演の詳細はこちら
https://otona-koen.ostance.com/


どんな人が参加してるの?

まずは、どのような方々が出演してくれたのか解説していきます。

男女比

「ダンス」というカテゴリーということもありますが、女性参加者が9割以上という結果になりました。今回の募集が50才以上ということもあり、女性に比べて男性は働いてる可能性が高いため男性の参加者は10名ほどに留まりました。

平均年齢

平均年齢は男性62.3歳、女性は57.6歳
全体では58.1歳となっています。

既婚?未婚? 子供は?

約7割の方が結婚しています。また、お子さんの年齢は20代後半から30歳前半の方が多い結果となり、子離れをして、自分のために使える時間が増えてきたことも参加要因の一つと言えるでしょう。

参加のモチベーションはどこにあるのか

次に、おとな公演の出演者が参加を決めたモチベーションがどこにあるのか見ていきましょう。

おとな公演に参加する前に期待していたこと

1位:新しいことにチャレンジすること 78%
2位:堤さんの舞台に出ることができること 41%
3位:友人が増えること 35%

募集をかける前はストリートダンス経験者の方が多く参加されるだろうなと予想していましたが、実際に参加してくれた方のデータを見るとストリートダンス経験者が2、3割ほどしかいなく、ストリートダンス初心者の方が7割も参加してくださりました。
ただし、ストリートダンスは初めてでも、ヨガやピラティスなどスポーツジムで体を動かすことに慣れている方が9割となっていて、運動自体が初めてという方は少なかったです。
このことから、潜在的になにか「新しいことを始めたい」と思ってるが、 全く新しいことではなく、自分が慣れ親しんでいるものの延長で出来る「新しいこと」 を求めていると言えます。

実際におとな公演に参加して良かったこと

1位:新しいことにチャレンジできた 82%
1位:堤さんの舞台に出ることができた 82%

3位:友人が増えた 80%

ここで注目したいのは、参加する前には、友人が増えることを期待してはいなかったのですが、本番に向けて、練習回数を重ねていくうちにメンバー内で濃い繋がりができ、結果的に友達が増えたようです。
また、LINEグループなどで日々連絡を取り合い、同じ目標に向けて時間を共有した結果、新たなコミュニティができたと言えます。50歳を過ぎてから新たなコミュニティに入っていくことはなかなか難しいですが、おとな公演では 「友人が増えた」ということもプラスアルファの価値 になりました。

まとめ

「老後は家でゆっくり過ごしたい」という一般的なシニアのイメージとは違い、昔やってみたかったことや、休止していた活動の再開、新しい世界に飛び込みたい、など行動力のある方々が参加してくれました。
子離れや定年退職をきっかけに、自分のために使える時間ができたことで新たな体験を求めるシニアが増えています。
訴求のポイントとして、 新しいことにチャンレンジしたい というニーズをうまく掴むことがキーとなってくるでしょう。

アクティブシニアに対してのアプローチを検討している方へ

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