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対談記事

シニアにやさしいデジタルバンクを目指すUI銀行とシニアDXの可能性を語る

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急激に高齢化とDX化が進む日本。2025年には日本人の2人に1人は高齢者になる時代。スマートフォンやインターネットを使うシニアも増えており、DX化によってシニア世代のライフスタイルも変化してきています。

人生100年時代、いくつになっても自分らしく豊かに暮らしていくためにデジタルはどう役立つのか。
今回はオースタンスのパートナー企業であり、デジタルバンクを展開するUI銀行が目指すゴール、そして今後の両社のビジョンについて、東京きらぼしフィナンシャルグループ株式会社UI銀行代表取締役会長の味岡桂三様と、弊社代表菊川 が対談しました。

UI銀行とオースタンス、両社の立ち上げストーリー

菊川
まずは開業1周年を迎えたUI銀行について、設立からの歩みを聞かせてください。

味岡
世界でDX化が広がるなか、私たち銀行もデジタルシフトし、お客さまに新しい価値を提供していきたい。そのような考えのもと、UI銀行はスマートフォンアプリで完結できるデジタルバンクとして2022年1月に誕生しました。東京圏を中心にサービスを展開する東京きらぼしフィナンシャルグループにおいて、きらぼし銀行に次いで2番目の銀行です。

菊川
デジタルバンクを立ち上げて、改めてメリットや変化などはありましたか?

味岡
デジタルバンクによってお客さまの利便性が向上しただけではなく、DX化による効率化、生産性向上の効果をお客さまに還元できるようになりました。また、当グループの基盤である東京圏を超え、全国各地に新しいお客さまが増えるなど、この1年でデジタルの可能性を改めて感じています。
また、デジタルというと若い方を想起する方もいらっしゃるかもしれませんが、UI銀行が目指すのは「シニアにもやさしいデジタルバンク」。暮らしを豊かで便利にするデジタルは、シニアにこそなくてはならないツールとなるはずです。
私自身も現在65歳。デジタルバンクのUI UXについて意見出しを行うなど、シニアの1人としてUI銀行を育ててきました。対して菊川社長は、どうしてシニア向けの事業を始められたのですか?

菊川
もともとはエンターテイメント系の事業をしていて、そのときにシニアダンサーの動画をプロデュースしたのがきっかけです。動画は世界中で数億回再生され、有名な海外アーティストからも大絶賛されたのですが、そのくらい、シニアダンサーは本当にカッコよくて。年齢に関係なく、好きなことをして輝いている姿から、人はいくつになっても挑戦できることに気づかされました。
しかし、日本は歳をとることに対するネガティブなイメージがすごく強い。そこで、「自分が得意とするITを使って、この空気を変えられないか」「これからはポジティブに年齢を重ねていける社会を実現していきたい」と考え、シニア事業へシフトしました。私は現在35歳、社員は平均年齢27歳と若いですが、自分の両親や祖父母を幸せにするという気持ちで取り組んでいます。

味岡
自分の親や、祖父母の世代を幸せにするためのシニアDXなんですね。UI銀行が大切にしている「ぬくもりのあるデジタル」に通じるものを感じて嬉しいです。

理想のシニア像を実現するためのサービスとは

菊川
両社ともシニア向けサービスを展開していますが、理想のシニア像はありますか?

味岡
「人生は楽しまなければ損」とよくいいますが、私自身そうありたいと思っています。
私は城めぐりが楽しみで。地理と歴史と旅行が好きなので、お城を通じて全国をまわろうと、16年前から「日本100名城」めぐりを始めました。昨年の春、ちょうど桜が満開の時期に愛媛県の宇和島城へ行き、100名城登城を達成したんですよ。
今は「続日本100名城」に挑戦中で、ゆくゆく体がいうことをきかなくなったら、メタバースで世界中の城めぐりをしたいと楽しみにしているんです(笑)。

菊川
味岡会長はすごくアクティブで、新しいことにも積極的ですね。楽しみがあれば活動的になって、交流も増え、結果的に、健康や孤独といったシニアが抱える問題の解消にもつながると思うのですが、その原動力はどこにあるんでしょう?

味岡
やはりいくつになっても人生を楽しもうという気持ちと、あとは「自分の歩幅で一歩踏み出す勇気」を持ち続けることだと思います。年齢を重ねるにつれ「やってみたいけど自分にはもう無理かな」とあきらめがちですが、やってみたい気持ちが少しでもあるなら、行動してみることが大切ではないでしょうか。

菊川
なるほど。そこには、「一歩踏み出す勇気」を後押しするサポートも重要になってきますね。

味岡
おっしゃる通りです。たとえばUI銀行では、「口座を開設したい」「これを機にスマートフォンを活用したい」というお客さまのために、きらぼし銀行の店舗にデジタルコンシエルジュを配置して、来店されるお客さまのスマートフォン操作をサポートしたり、店舗でスマートフォン教室を開催したりと、デジタルだけでなく対面でもサポートを行なっています。また、デジタルネイティブ世代であるきらぼし銀行の若手行員からなる「デジタルキャラバン隊」を組成して、シニアの方へのサポートを強化することも考えています。

菊川
「趣味人倶楽部」でも電話対応や教室などの、リアルな人による会員サポートを行っていますが、きめ細かなサポートがあればシニアの方もデジタルツールを使いこなせるようになると実感しています。

味岡
一人ひとりに寄り添う丁寧な対応は、シニア世代のデジタル活用を推進するうえでも不可欠ですね。

菊川
そもそも、人がなかなか一歩を踏み出せないのは、失敗を恐れるからではないでしょうか。しかし、私は失敗も「資産」だと思うんです。たとえ、趣味を始めても長続きしなかったり、頑張ったけどうまくいかなかったりしても、好奇心を持って出かけたり、学んだり、人と出会ったりした経験は、すべて資産になる。挑戦するからこそ得られるものです。だからシニアの方には年齢に関係なくいろんなことにチャレンジしてほしいですし、その背中を押すことが、オースタンスの仕事だと思っています。

味岡
お客さまの「一歩踏み出す勇気」を後押しする、その姿勢はUI銀行と同じですね。失敗も資産というお話も、なるほどなと。UI銀行も私自身も、一歩踏み出す勇気を持ってチャレンジし続けていきたいと改めて思いました。

今後のシニア世代のDX化と共創について

味岡
シニア世代のDX化は今、どこまで進んでいるのでしょうか?

菊川
DXが進む時代。シニア世代も例外ではなく、たとえば60代のインターネット利用率は9割、スマートフォンの利用率も50代以上で7割を超えています(※)。一方、今も約1600万人がフィーチャーフォン、いわゆるガラケーを使用していますから、今後、スマートフォンに移行する人はさらに増えるでしょう。

味岡
コロナ禍で世界が一気にオンライン化されたことも、シニア世代のデジタルに対する習熟度の向上に影響していますね。

菊川
そうですね。弊社が運営するコミュニティサービス「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」ではもともと、旅行や会食などのリアルな交流が盛んでしたが、コロナ禍を機にオンラインイベントが増え、今では多くの会員がビデオ会議システムを使いこなせるようになっています。「趣味人倶楽部」に限らず、こうしたオンラインを活用した学びや交流の場をシニアに提供するマーケットは、コロナ禍を契機に急速に広がっていますから、シニア世代のDX化は今後さらに進むと思います。
また、デジタルの普及によって、今はUI銀行さんのような価値の高いデジタルサービスがたくさん生まれています。シニア世代のDX化が進み、そうした企業や行政のサービスが確実に届くようになれば、シニアの暮らしに大きな価値がもたらされることになります。

味岡
UI銀行が目指しているのは、まさにそこなんです。シニアにも魅力のあるサービスをつくり、お届けすることは、シニアの資産を増やすことにつながります。年齢に関係なく豊かな暮らしができるように、UI銀行としても若い世代の方々だけでなくシニア世代のDXにも取り組んでいきたいと思います。いくつになっても、自分らしく豊かに暮らせる。UI銀行はそんな未来を、オースタンスさんと共創していきたいですね。

※総務省「令和元年通信利用動向調査」による

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