シニア市場で拡大し続けるエイジテックサービス!国内エイジテック事例を解説
2022.07.08
シニアマーケティングを成功に導く3つのポイント! 成功事例から効果的なマーケティング施策を考える
シニア向けのサービス・商品開発のためにマーケティングを行っているものの、思ったような結果を得ることができずに悩んでいる担当者は少なくないでしょう。
シニア向けのマーケティングでは、従来のマーケティングとは異なるポイントに着目してマーケティング施策を考えることが重要です。マーケティングの視点がズレてしまうと、シニア世代に刺さらないクリエイティブになってしまい、結果が伴わないのは当然ですね。
この記事では、実際のシニアマーケティングの成功事例を交えて、シニアマーケティングに重要な3つのポイントを解説します。
目次
シニア市場がなぜトレンドなのか? シニアマーケティングの重要性
総務省の統計によると、2021年時点での国内総人口における65歳以上の人口の割合は29.1%となっており、人口の3割近くを「シニア」と呼ばれる年代の方が占めていることが分かります。
参考:総務省統計局「高齢者の人口」(https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1291.html)
2040年には、65歳以上の方の人口の割合は35.3%を超える見込みとされており、シニア市場は今後も拡大が予想されるビッグマーケットです。ビジネスにおいても、いかにしてシニア層のニーズを掴むかが重要となってきます。
シニア層を50代以上の中高年層世代の方と定義すると、ステレオタイプのシニアのイメージとは違い、急速にデジタル化が進んでいることも1つの特徴です。
シニア向けだから新聞や折り込みチラシなどの紙媒体を読むものと決めつけずに、Webを活用したシニアマーケティングを行う必要がありますね。
シニアマーケティングにおいて重要な3つのポイント
シニアマーケティングで成果を出すためには、次の3つのポイントを重視する必要があります。
・ニッチマーケティングを狙う
・共感を生むクリエイティブを意識する
・納得感を持ってもらう
ここでは、それぞれのポイントについて、具体的に解説します。
シニアインサイトを深掘りしてニッチマーケティングを狙う
シニアマーケティングでは、不特定多数に向けたマスマーケティングではなく、シニアインサイトを深掘りしたニッチマーケティングを狙うことが重要です。
担当者目線では、シニアを一括りにして考えがちですが、50代のアクティブなシニアと80代のインドア派のシニアでは、ニーズは大きく異なります。シニア市場は、年代別などに分かれたミクロ市場の集合体であることを意識しましょう。
シニアのニーズを掴むためには、具体的なシーンを想起できるクリエイティブでマーケティングを行うことが重要です。
オースタンスでのマーケティングで、2種類のバナーでA・Bテストを行った事例をご紹介します。
一般的なマスマーケティングの視点では、単独の趣味での訴求はターゲット層が絞られてしまうので避けてしまいがちですが、実際にはツーリングで訴求したバナーの方が、趣味で訴求したバナーよりも146%高いCTRとなりました。
シニア層をターゲットにする場合、シニア世代がメインターゲットとなる趣味と掛け合わせたプロモーションが効果的であることが分かりますね。
憧れよりも共感を生むクリエイティブを意識する
シニアマーケティングでは、若い世代と比較して、同世代の共感を生むクリエイティブを意識することが重要です。
オースタンスが補聴器メーカーとタイアップした記事の事例では、芸能人やタレントを使ったプロモーションよりも、読者に近い目線を持つ会員の体験レポートの方が、121%スクロール率・読了率が高い傾向が出ています。
アンケート結果では、「芸能人ではなく、本当に一般の人が体験しているのがいいと思った」という声も聞かれ、芸能人への憧れよりも自分自身と重ねられる共感が重視されているのが分かります。
シニア世代のアクションには納得感が必要
シニア世代は納得感が得られないと購入に至らない傾向があるため、可能な限り実際に商品・サービスを試してもらうことが効果的です。
シニア世代には、「この歳になって失敗したくない」と考える方が多く、年齢を重ねて人生の経験値を積んできたからこそ、失敗を避ける傾向があります。
モニターキャンペーンなどを行い、実際に体験してもらうことで、良いものだと分かれば使い続けてくれる可能性が高くなります。
シニアマーケティングを成功に導く具体的な施策
ここでは、シニアマーケティングに必要なポイントを押さえたうえで、結果を得られるマーケティングのための具体的な施策を解説します。
シニア世代を細分化して年齢層を絞る
シニアマーケティングの際には、「シニア層」と一括りにするのではなく、シニア世代をさらに細分化して年齢層を絞った施策を考えることが重要です。
シニア世代というと、一般的には50代以上の中高年世代を指しますが、芸能界で50代の人を探すと次のような方がヒットします。
・福山雅治さん(53歳)
・松本人志さん(58歳)
・坂上忍さん(55歳)
・高島礼子さん(57歳)
・藤原紀香さん(50歳)
※2022年現在
もちろん、芸能人と一般のシニアは比較対象にはなりませんが、上記で名前をあげた方を見て「シニア」というイメージを持つ方は多くないでしょう。
シニア世代の中でも、50代・60代・70代と年齢層を細分化して、最適なマーケティングを行うことが重要です。
ペルソナとなるターゲットを明確にする
シニア層へのマーケティングでは、ターゲットの共感を生むクリエイティブが重要です。
ですので、不特定多数に向けたマーケティングではなく、ペルソナを明確にしたうえで施策を考えていくようにしましょう。
・現役シニア
・運動好きのアクティブなシニア
・穏やかに過ごすノンアクティブなシニア
・介護を必要とするパッシブシニア
運動好きのアクティブなシニアと、穏やかに過ごすノンアクティブなシニアでは、趣味・趣向や関心を引く事柄は正反対と言っても良いでしょう。
シニアマーケティングでの成功事例
日本最大級のシニア・中高年世代向けのSNS「趣味人倶楽部」を運営するオースタンスでは、様々な業種とタイアップしてシニアDXを推進しています。
自社のサービスや商品に近い業態での成功事例を知り、マーケティングの施策に役立ててみてはいかがでしょうか。
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当初は、入居する方(70~80歳)をターゲットにサイト開発、広告配信を行っていましたが、お問い合わせをするのは、子世代(50~60歳)ということが明らかになり、子世代をターゲットにしたサイト開発も行いました。
飲料業界の成功事例
飲料業界ブランドの認知拡大施策として、趣味人倶楽部会員に対象の商品をお送りして体験いただきました。
その後、感想を日記や写真で投稿してもらうことにより、体験者の声を通して認知を広めることができました。また、投稿された感想や写真はクライアント様のサイトや店頭POPで活用いただきました。
シニアマーケティングはシニアDXに知見のあるオースタンスにお任せください
シニアマーケティングは、一般的なマスマーケティングとは違った視点で、シニア世代のインサイトを深掘りして施策を考える必要があります。
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