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【高齢者ビジネス成功事例】シニア市場の攻略方法とは?

現在、日本は急速なペースで高齢化が進んでおり、大変深刻な課題になっています。2018年時点で、65歳以上の割合は日本の総人口の28.1%に相当するほどの超高齢社会になっており、国民の4人に1人以上が高齢者であるという状態です。

日本がこのような状況だからこそ、高齢者ビジネスは社会にとって必要不可欠なものであり、同時に社会貢献にもなります。今回は、コロナ禍の影響により、シニアのデジタル化が推進していることから、最新のシニアビジネス成功事例をご紹介します。

シニアマーケットについて

団塊世代のリタイアが本格化するなど、高齢化が進むとともにシニア関連市場のマーケットは急拡大をし続けており、これまでシニアをターゲットとしていなかった企業もシニア世代に向けた新たな商品・サービスの開発に取り組んでいます。

その1番の理由としては、若者向けやファミリー向けの消費が縮小し、シニア世代の人口が増加することに伴い、シニア世代の消費がますます拡大していくことが予想されているからでしょう。

使えるお金や時間に余裕があるとされているシニア層の消費をどのようにして取り込んでいくかが、今後のマーケティング活動や集客戦略、企業の存続にまでも結び付くと考えられます。

参考記事:団塊・シニア世代を掴むためのマーケティングとは?

シニアビジネスでの成功の秘訣とは?

シニアビジネスにおいて、成功の秘訣は、「ターゲティング」が重要と言えます。
高齢者の集客や、シニアに向けたサービスを考えている方は、ここを細かく考え、ペルソナを立てられているかが大切です。また、「こんな人をターゲットにできたらいいな」という理想的なものではなく、現実的なペルソナを立てることも重要です。

ペルソナを考える時のポイント
・年齢は「50代、60代」などざっくりではなく細かく分ける。
・「シニア」と一括りにしない
・同じ年代でも住んでいる地域や、独身か、結婚しているかなどでも変化する。
・「医療・介護レベル」がどうかを考えておく。
・現実的なペルソナを立てる。

適切なペルソナを立てるためには実際の顧客の声を聞き、ニーズを捉える必要があります。そういった顧客起点のスタンスを重視しているオースタンスでは、定量、定性、UI/UX調査はもちろん、調査を活かした事業開発サポートも支援可能です。

シニア向けの調査・リサーチを検討している方は、日本最大級のシニアSNS運営で培った経験と実績を持つオースタンスにご相談下さい。

高齢者ビジネスの事例

ここでは、高齢者ビジネスの事例をご紹介します。伸び続ける高齢者市場においてはさまざまな企業が参入しているため、高齢者向けのビジネス成功事例を知ることは非常に重要です。

高齢者ビジネスの成功事例

株式会社ポケモン

ポケットモンスター

株式会社ポケモンは、「ポケモンGO」の普及のため高齢者への訴求を検証し、シニア顧客を取り込むことに成功しました。

シニアは健康に対する関心が高いという特性を活かし、「遊びながら運動不足解消ができるゲーム」という訴求を打ち出すことが、シニア顧客獲得に繋がりました。

既存サービスを高齢者向けに訴求することでさらなるユーザー獲得に至った事例です。

イオン株式会社

イオン株式会社 | イオン(株)のコーポレートサイトです。企業情報、ニュースリリース、採用情報、環境・社会貢献活動、IR情報などを紹介しています。

全国に展開する大手スーパーイオン株式会社は高齢者への価値提供や事業展開を行い、成功を収めています。

例えば、運動が好きな高齢者に対して館内のウォーキングコースを設置し、歩行距離や消費カロリーが分かるポイントを設置した事例があります。事業展開ではないですが、コンビニにはできない、店舗に来店した顧客への価値提供と言えるでしょう。

また介護を必要とする高齢者向けには「トップバリュ やわらか」を販売しています。かまなくても歯茎や舌で潰して食べることができる食品です。

その他紙媒体での訴求に注力するなど、デジタルリテラシーが低い高齢者にも柔軟にアプローチしています。

セコム株式会社

セコム株式会社 | STOP!ヒートショック

セコム株式会社は高齢者向けの見守りサービスを展開しています。このサービスの訴求としては高齢者に直接アプローチするわけではなく、高齢者を親に持つ子世代にアプローチする訴求をとっています。実際にサービスのランディングページには「親御さんについてこんなお悩みはありませんか?」という訴求が記載されています。

株式会社三菱UFJ信託銀行

三菱UFJ銀行 エクセレント倶楽部 | 三菱UFJ銀行

金融機関も高齢者向けのサービスを展開しています。「エクセレント倶楽部」という三菱UFJ信託銀行の会員限定のプレミアムサービスです。資産運用、健康、旅行など100年時代の人生を楽しむために選りすぐられたサービスが提供されています。

高齢者ビジネスの失敗事例

ここでは、あえて「失敗事例」もお伝えします。以下2つの失敗事例をお伝えしますが、共通するのは「ペルソナが不明瞭」であることが要因にあります。「ターゲット・ペルソナ」に対してアンテナを張り、ご覧ください。

雑誌サービス

シニア中高年市場で、「雑誌」は100万誌以上が世に出ていると言われています。しかしその中で10万部以上のシェアを獲得しているのはたった数社しかいないのが現状です。後発の雑誌はどんどん現れますが、ことごとく発行部数が伸びず、廃刊になっています。

そんな難しい市場において、「ハルメク」はコロナ禍でもさらに売り上げを伸ばしており、その際のポイントを「読者の再定義」と語っています。ハルメクは、読者ターゲット像を「シニア女性」から「大人な女性」に再定義しました。これにより、「シニア」という枠組みに捉われることなく、さまざまな切り口でアプローチすることが可能になり、発行部数を伸ばしました。こちらの都合で「シニア」と型に当てはめてしまうのは危険であると、示したいい事例となります。

会員サービス

「何でもあるシニア向け健康サロン」が3年で撤退した事例です。そのサロンにはフィットネス、レストラン、カルチャースクールと何でもある一方で、他のサロンにない「これ」といったサービスがなく、撤退しました。

シニア市場はこれからも多くの企業が参入し、競合が増えていきます。そんな中、明確にペルソナやターゲットを設定し、差別化された価値提供をすることがシニアビジネスには不可欠になると、示唆している事例です。

趣味人倶楽部での事例

今回は、「趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS」のコンセプトで、50代から70代をメインとした35万人の会員数を誇る趣味人俱楽部を介した事例をご紹介します。

楽天ラクマ主催 オンラインフリマ教室

楽天様のフリマアプリ「ラクマ」とシニア向けSNSサービス「趣味人倶楽部」がコラボレーションをした、『シニア向けフリマ教室』の事例です。

今年の2月と4月を比較すると、「ラクマ」を利用する60歳以上シニアユーザーが1.6倍増加しました。
要因としては、外出自粛の影響でおうちで過ごす時間が長くなり、不用品の整理する時間が増えたことが要因として考えられます。

出典:博報堂シニアビジネスフォース、趣味人倶楽部シニアコミュニティラボ (「新型コロナウイルスによる生活への影響に関するアンケート」)

また、「趣味人倶楽部」会員様へ行った調査でも、「新型コロナウイルス感染拡大前と比べて、家で費やす時間が増えたもの」に対して、約3割が「不用品の片づけ/処分をする時間」と回答しています。
このように、世の中の変化に合わせて、シニアの動きを細かく探ることが、成功への鍵の1つだと言えます。

参考記事:シニアマーケティング最新事例!「楽天ラクマ教室」を、シニアにオンライン開催。成功の秘訣とは?

会員様主催 オンラインイベント

以下の内容は、実際の趣味人俱楽部の会員様の事例になります。

友人のスマホが得意な男性(60歳)の影響により、Mさん(60歳)は、Zoomを使いこなし、今ではオンラインイベントの主催者をしています。趣味人俱楽部の会員様の中では、このオンラインイベントを通じ、相手への映像の写り方を気にして、このイベントの為にカメラを購入する会員様もいました。

まとめ

高齢者ビジネスはさまざまな企業が参入しており、新規事業開発だけでなく、既存の自社サービスと高齢者を適切にマッチングさせることが重要です。

新規事業開発、既存事業のグロースの両方において重要なのは、「シニアの声」をしっかりと反映させ、ターゲットを明確化させることです。

「シニア」と一括りにするのではなく、顧客のどんな状況において価値提供ができるのかをしっかりと分析することが重要です。

趣味人倶楽部を運営するオースタンスでは、趣味人倶楽部の広告出稿のご支援だけでなく、シニア向け事業開発のご支援に関するお問合せも多くいただいております。

シニア向け事業開発は、国内最大級シニア向けSNS「趣味人倶楽部」の運営ナレッジを生かし、顧客視点のスタンスで顧客の声を実際に聞き事業開発を進めるオースタンスに是非ご相談くださいませ。

 

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<趣味人倶楽部×博報堂シニアビジネスフォース様>

「趣味人倶楽部シニアコミュニティラボと博報堂シニアビジネスフォースが、800名以上のアクティブシニアに共同調査を実施(シニアのオンライン行動について)」

<趣味人倶楽部×東京大学様>

「インターネットを活用する高齢者の生活事情、幸福度や健康に関して共同調査開始」

<趣味人倶楽部×楽天様「ラクマ」とのオンラインイベントの取り組み?>

「新しい生活様式に対応したオンライン版 シニア向けフリマアプリ教室」

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