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公開日: 2020.06.08
更新日: 2024.11.22
株式会社オースタンス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:菊川諒人)が運営する、 日本最大級のシニアを対象としたSNSコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」 (以下趣味人倶楽部)の会員様を対象に、株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)のプロジェクトチーム「博報堂シニアビジネスフォース」と共同して、 新型コロナウイルスの流行がシニア世代にどのような影響を及ぼしているか について調査を行いました。
※本稿では、調査対象者の特性に基づき、インターネットを活用して趣味や交流を楽しんでいる60歳以上の方をアクティブシニアと呼んでいます。
参考記事: 「アクティブシニア」ってどんなシニア?
シニア世代のうち8割が、 インターネットで新型コロナウイルスに関する情報を収集 。インターネットのニュースは、新聞を超えて、テレビと並ぶほどの大きなメディアになっています。また、3割以上の方が「新型コロナウイルスの感染拡大前と比べてインターネットを利用する時間が増えた」と答えていることから、 新型コロナウイルスがデジタル行動を加速化させているきっかけ にもなっていることがわかります。
「ニュースを読む」「無料動画・SNSの閲覧」「友人・家族との会話」等の オンライン化が加速 しました。他にも、 オンラインショップの利用が増えた ことも大きな変化になっており、これからリアルな行動が制限される分、様々な行動がシニアの生活においても オンラインに移行していく可能性 がありそうです。
新型コロナウイルスが広がる前と比べて 「家族を大切にしたい」気持ちが高まっています 。旅行やお出かけへの興味関心が高まっているのも顕著で、その他にも、 おうち時間の充実や健康への意識が向上している ことから、人や家族とのコミュニケーションをサポートするものや 健康的なライフスタイルの質を高める知恵・サービスの需要 が上がりそうです。
新型コロナウイルスの終息後にしたいことの上位は 「国内旅行」「友人・仲間に会う」「外食」 です。統計上、男性よりも 女性の方が終息後に様々なことをしたいという方々が多い ようです。「旅行に行きたい」や「友人に会いたい」という気持ちが強いことから、 アフターコロナにはアクティブ体験をしたいシニア層が多い傾向にあります。
この調査を通じて、シニア世代のこれからの日常は、 インターネットを活用して情報収集 をし、またオンラインを通じて 他者との繋がり を強化し、新型コロナウイルスの終息後には 価値ある体験を家族・友人と楽しみたい と考えるアクティブなシニアの姿を見ることができました。
弊社が運営しているおとな世代向けコミュニティサービス「趣味人倶楽部」では、「定量調査」と「定性調査」といった2パターンでのリサーチサービスを展開しています。
「定量調査」 とは、35万人を超える趣味人倶楽部のユーザーさまに対してアンケートを実施することで、 シニア層が持つインサイトを明らかにするもの です。過去には「シニア層が持つスキンケアへの興味」や「シニア層が持つ運動習慣についての関心」といったトピックの調査をおこないました。その結果、新商品開発のヒントにつながったり、イベントやレッスンの実施につながったりと、様々な形で企業さまのお力添えをしてまいりました。
「定性調査」 とは、趣味人倶楽部のユーザーさまに対して「インタビュー」をおこない、 生の声や背景、考え方などをより深掘っていく調査 です。過去には「ファッションセンスの高いシニア女性がどんなバッグを求めているのか」という題目でユーザーさまにインタビューをおこないました。その結果、自由回答ではなかなか得られにくいような深い部分まで掘り下げた意見を集めることができ、クライアントさまが持つコンテンツのブラッシュアップにお力添えすることができました。
わたしたちは、シニア層の動向やニーズを「マクロ視点(定量調査)/ミクロ視点(定性調査)」といったふたつの視点で見つめ、調査し、クライアントさまのお力になれればと考えています。
ぜひ一度、お問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。
▼調査概要
調査名: 新型コロナウイルスによる生活への影響に関するアンケート
実施期間:2020年4月4日(土)〜2020年4月9日(木)
調査対象: 趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ) 会員
回答数: 1829名(うち60歳以上1,549名のデータを分析)
調査主体:趣味人倶楽部シニアコミュニティラボ、および博報堂シニアビジネスフォース