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公開日: 2026.07.03
更新日: 2026.07.02
東京都大田区では、区内の生涯学習情報を「生涯学習情報誌」として年4回発行し、情報提供を行ってきました。 しかし紙媒体は、タイムリーな情報発信が課題であったのが実情です。また、一方で「情報発信の充実」や「オンラインなど参集型以外の講座提供」を求める声が高まり、生涯学習に関する情報を体系的に整理し、一元的に発信できるウェブサイトの整備を進めることとなりました。 さらに、区の公式ホームページの生涯学習関連のページはサイト階層が深いことから、誰もがアクセスしやすい構造とすることなど、生涯学習情報の届け方そのものを見直す必要性があり、担当課から共有されるようになりました。
コロナ禍では、区が主体となって実施してきた参集型の講座が相次いで中止となり、対面での学びの機会が大きく制限されました。 これを機に、情報発信や講座提供の手段を電子媒体へ移行する必要性が一気に高まります。 同時に、ITに不慣れな方々が学びの機会から取り残されないよう、デジタル格差の解消という新たな課題も明確になりました。 こうした状況を踏まえ、大田区は「学びに特化した、わかりやすい情報ポータル」を一から構築する方針を定めるに至りました。
オースタンスは、大田区担当者との丁寧なヒアリングを重ね、複数の課題を「学びポータルの構築」という一つのソリューションで解決していく提案を組み立てました。 コンセプト設計にあたっては、渋谷大学やせたがやeカレッジといった先行事例も参照しながら、「学び」に特化した明確な方向性を設定しています。
サイトデザインには、「Study × Community = Good Life」というコンセプトを掲げました。
学習の誠実さをイメージしたブルー、生活の豊かさを想起させるグリーン、コミュニティの活性を表すグラデーションを組み合わせ、ビジュアルアイデンティティを構成しています。
特定の世代に絞らず幅広い年代が直感的に利用できるよう、シンプルでオーソドックスなレイアウトと高いカラーコントラストを採用し、誰にとっても見やすいUIを意識した設計としています。

オースタンスが提案した主な機能は次の通りです。
・マルチ管理者機能:区の他部局も講座・イベント情報を自ら登録できる運営体制を実現
・サイト内検索機能:全文検索・イベント検索に対応し、必要な情報への最短アクセスをサポート
・動画閲覧対応:YouTube埋め込みなどにより、デジタル講座コンテンツの掲載・視聴に対応
・グローバルIPアドレスアクセス制限:不正アクセス防止を目的とした、特定端末からのアクセス制限に対応
区民の利用シーンと、区役所内での運用フローの両面を意識しながら、必要な機能を一つずつ設計していきました。

こうした取り組みの結果、大田区生涯学習ウェブサイト「おおたまなびの森」が公開されました。 講座・イベント情報の一元検索、サークル情報の検索、動画コンテンツの視聴など、区民の学びに関する情報をワンストップで提供するプラットフォームとして機能しています。
公開後も、オースタンスは大田区と連携しながら、ユーザビリティの向上に向けた改善や機能調整を継続的に実施してきました。 今後も、サイト改修や機能追加に関するご要望に応じて運用面を支援し、パートナーとして伴走していく姿勢です。 ###今後の展望|デジタルと学びが交わる、大田区の未来へ 大田区が掲げる「誰でも、いつでも学べる」環境の実現に向け、「おおたまなびの森」はその中核を担うプラットフォームとして位置づけられています。 今後も、利用者の声やアクセスデータなどを踏まえながら、より使いやすく、より多くの人に届く仕組みへとアップデートを重ねていきます。 オースタンスは引き続き、大田区とともに区民の学びを支えるサービスづくりに取り組み、デジタルを活用した新たな学びの機会づくりに貢献していきます。
オースタンスでは、自治体・公共機関向けのデジタルサービス開発・運用支援を多数手がけています。 単なるサイト構築にとどまらず、課題の本質を捉えた企画設計から、技術選定・開発・継続的な運用改善まで、お客様のチームの一員として一貫した伴走型支援を行っています。 自治体DXや市民向けデジタルサービスの構築についてお困りごとがあれば、ぜひオースタンスにご相談ください。