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2019年9月14日に開催された、50歳以上×100人がダンスをする舞台「おとな公演」、ダンスの舞台を2ヶ月間で作りあげるというプロジェクトでした。
出演者を3週間で300人集めることができました。
今回は、どのような拡散施策が有効だったかについて、解説したいと思います。
まず、簡単におとな公演について説明させていただきます。
何十歳になっても参加できて、それぞれが自分の好きな表現を、思う存分、発揮できる場をつくりたい!
そんな想いから生まれたプロジェクト「おとな公演」は、ダンスとお芝居が一体になった新しいジャンルの舞台です。
ダンス初挑戦の人でも気軽に参加でき、みんなで一つのステージを創りあげる醍醐味を味わえるプログラムになっています。
物語は、主役となるのは50歳以上、100人のおとなたち。
おとなだから共感できる、おとなだから表現できる、おとなだから感動してしまう物語が、「おとな公演」にはあります。
3週間という短い期間にも関わらず320人の方からお問い合わせがあり、その中から102名の方にご参加いただきました。
どのような施策を行ってどのような結果が出たのか紹介していきます。
今回実施した、紹介者キャンペーンでは、紹介者も紹介された方もお得になるというキャンペーンを実施しました。
最初の20名を集めるところまでは時間がかかり苦労しましたが、20名が集まったあとは、周りの友達に勧めて、その友達がさらに友達に紹介して、という流れで広告を出さずとも口コミや紹介で広がっていきました。
また、シニア世代の特徴の一つとして、「人の役に立ちたい」という感情が強くあるので、自分がおとな公演に出演しなくても、周りの興味がありそうな人(今回の場合で言えばダンスに興味がありそうな人)に伝えてくれるということもこの世代ならではの特徴かと思います。
出展:市場調査メディアホノテ
上記のデータを見ると、シニア世代(60歳~79歳)は、基本的にはSNSを使用していないですが、
その中ではfacebookの利用率が多いです。
なので、facebook広告をセグメントを切って出してみたところ、
1日で 30件 のお問い合わせがありました。
さらに、 CTRは約10% となっていて、クリック単価は 9円 でした。
一般的にCTRの平均は1%と言われてますので、大幅に平均を超えた数字となっております。
新聞を取ってる世代の約70%以上が50歳以上というデータがあるので、
新聞折り込みチラシを出しました。
地域は本公演の会場である、吉祥寺駅付近や
50歳以上の方が多く住んでいる高円寺に配布しました。
結果的として参加まで結びつく人は少なかったですが、
新聞広告を配布した次の日には電話でのお問い合わせが殺到しました。
その他の施策として、
ダンススクールにチラシを置かせてもらったり、
プレスリリースを出したり、
舞台のパンフレットにチラシを挟み込んだりと
いくつかの施策を試しましが、これらの施策はあまり効果が出ませんでした。
今回、「演出 堤幸彦監督」「衣装協力 MICHIKO KOSHINO」とコンテンツ自体に力があったという要因も考えられますが、シニア世代の方々もまだ見たことのない、新しいものにも興味をもってくれることがわかりました。
また、若者にリーチをする有効な手段としてSNS(TwitterやInstaglamなど)を使用しますが、シニア世代はSNSを利用していないので、すでにあるコミュニティに対して口コミで広がっていきます。
若者のように広く浅く拡散することは難しいですが、コンテンツを気に入ってくれた熱狂的なファンが周りの方に伝えてくれる、それがピラミッド式に広まっていくようなイメージですので、ひとりひとりとしっかり向き合いコンテンツを広めていくことが鍵となります。
アクティブシニアに対してのアプローチを検討している方へ
おとな公演の他にも、おとな世代向けコミュニティサービス「趣味人倶楽部」を弊社では運営しております。シニアに対しての効果的なアプローチが可能となっております。詳しくはこちらの広告掲載ページからお問い合わせください。
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