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シニア世代のインターネット利用率は、年々増え続けています。
現在(2021年5月時点)では、 90%を超える ほどの高い数字を記録。ここでは、そんなシニア世代とWEBコンテンツのこれからについて解説していきます。
▼出展
総務省(令和元年通信利用動向調査)
上のグラフは、年代別にインターネット利用状況を出したものです。
高齢者(60歳〜69歳)の利用率は90.5% となっています。また、 50~59歳を見ると97.7% と、ほとんどの方がインターネットを利用していることがわかります。これからは、「インターネットは若者が利用するもの」「高齢者はインターネットを不安に思っており、利用しない」というイメージが次第になくなり、高齢者を含めたあらゆる方が利用するものに変わっていくでしょう。
▼出展
MMD研究所
こちらは、2012年から2020年の期間でみられた、60歳以上の方のスマートフォン利用率の変化を表すデータです。2020年時点では 77% となっており、6年間で半数以上がフューチャーフォン(ガラケー)からスマートフォンへ移行しました。
この大きな要因のひとつが、 コミュニケーションツール「LINE」の普及 です。LINEはスマートフォンでしか利用できないため、家族や友人と連絡を取り合うために、乗り換えたという方も多くいることが考えられます。他にも、 ガラケーの製造終了 や 3G回線が終了 する、という点も大きく影響していると考察できます。このような要因からも、スマートフォン利用率はこれから徐々に上がっていくでしょう。
▼出展
上の表:総務省(平成30年通信利用動向調査)
下の表:総務省(平成27年通信利用動向調査)
インターネットの利用目的・用途について年代別に表したものです。平成27年の調査結果に比べて平成30年の調査結果では、
・ソーシャルネットワーキングや動画共有サイトの利用
・無料通話アプリやボイスチャットの利用
のふたつが大きく上昇していることがわかります。
また、地図や天気予報、ニュースサイトについても利用率が上がっていることから、以前に比べ インターネットで多くのコンテンツを楽しんでいる ことがわかります。
シニア向けSNSの「 趣味人倶楽部 」でデジタルシニア543名にアンケート調査を行った結果、下記の結果となりました。(2019年12月に実施)
質問:趣味人倶楽部以外のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使っていますか。
第一位はLINE、第二位はFacebook、第三位はTwitterという結果になりました。
使っていない割合は19.3%といこう結果となっていることから、80%以上の方はSNSを複数利用し、さまざまなコンテンツを楽しんでいることがわかります。
シニアのインターネットの利用率の推移や、スマートフォンの利用率、コンテンツの利用目的を見ると、インターネットの利用率は年を経るごとに伸びていくことが予想できます。今後も同じく、シニア層を含む「インターネットを通してコンテンツを楽しむ人々」は増えていくでしょう。
「シニア層」というと、インターネットなどを利用せずに、テレビを観たり、新聞を読んでいたりするイメージが浮かびがちですが、その印象が変わる日もそう遠くないかもしれません。
WEBコンテンツと、シニア層。これまでは親和性が低いように思われがちだったこの両者が出会った先に、きっと素敵な未来が待っているはずです。新型コロナウイルスの感染拡大によって暮らしがガラッと変わってしまった今こそ、両者の掛け合わせに期待してみるのも良いかもしれません。
弊社が運用するおとな世代向けコミュニティサービス「趣味人倶楽部」では、シニア層に向けた効果的なアプローチ(メディア、広告、イベントなど)を強みとしております。詳しい内容、ならびにご依頼の際は、下記のお問い合わせフォームよりご相談くださいませ。
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