団塊・シニア世代を掴むためのマーケティングとは?

団塊世代は第一次ベビーブームに生まれた世代のため、特に人口が多く、競争の中で生きてきた世代です。そのような団塊の世代は、高度経済成長期やバブル期を経験し恵まれた世代とも言われていますが、その世代の特徴とはどのような事が挙げられるのでしょうか。また、どのように団塊・シニア世代を惹きつけることができるのでしょうか。

団塊世代とは?

団塊世代という言葉は、1976年に作家の堺屋太一が発表した小説『団塊の世代』で初めて生まれた言葉です。
その団塊世代の子は団塊ジュニアと呼ばれています。
団塊世代の一般的な定義としては、1947~1949年の3年間に生まれた世代(第一次ベビーブーム時代に生まれた世代)を指し、団塊ジュニアは、1971年から1974年の3年間に生まれた世代で、第2次ベビーブーム世代とも言われています。

団塊世代の特徴

価値観は生まれ育った環境などによって形成されていることから、時代背景と世代の特徴は少なからず関係していると言えるでしょう。団塊世代の特徴としては主に下記のように言われています。

世代の人口が多い

厚生労働省の統計では団塊世代の出生数は約800万人と言われています。

終戦から2~4年後に生まれた世代(団塊世代)は、第一次ベビーブーム世代とも呼ばれていることもあり、突出した人口数が大きな特徴です。学校によっては1学年2桁のクラス数で、1クラスには60人前後の生徒がいて、教室不足で体育館を仕切り授業をしていたとも言われています。

競争意識が強い傾向にある

団塊世代は世代人口が他の世代に比べ圧倒的に多いことが特徴のため、受験や就職、出世において常に激しい競争環境に置かれ、強い競争意識を持っている傾向があると言われています。

団塊の世代の働き方

団塊世代の大学進学率は15~20%程度で、高卒や中卒で働き口を探す人も多く見られ、高度経済成長期に会社が右肩上がりで成長していった背景もあり、頑張れば報われるという感覚が強く、家族を顧みず、会社漬けとなるような働き方をしていたのも特徴です。
それには、終身雇用や年功序列などの考え方も影響しており、このような伝統的な価値観を今も持っている人が多いかもしれません。

団塊世代の消費動向

団塊世代は、60~70年代に話題になったミニスカートの女王ツイッギーやビートルズなどのアメリカンカルチャーの影響を受けていると言われています。
そのためアメリカ文化を好み、「流行」という言葉や新しいものに惹かれる特徴があるようです。

団塊世代にリーチするためには?

団塊・シニア世代(55歳以上)の消費者がどのような商品・サービスを求めているのか、本当に団塊・シニア世代のことを理解しているのか、不安に思うかもしれません。
下記に、これまでの企業の実際の事例を踏まえ、商品開発や事業開発にヒントとなるような情報を記載します。

つながりの価値

これまでの団塊・シニア世代へのマーケティング戦略の一例として、某米国通信企業の例を挙げます。当時の戦略専門家達は、団塊・シニア世代が電話を購入する際に最も求めている機能を追求しました。大変な苦労の末に辿り着いた最適解は、「家族や友人との繋がりを維持する機能」と定義しました。そこで55歳以上の消費者をターゲットにした新しいシンプルなデータプランを発表し、大成功を収めています。

つまり、歳を重ねるにつれ、人は横の繋がりと家族への思いやりがより強くなってくるのかもしれません。

マルチメディア

某大手保険会社は、過去5年間で他の保険会社よりも多くの団塊・シニア世代の顧客を獲得しました。なぜ、団塊・シニア世代を獲得することができたのでしょうか?

それは、団塊・シニア世代が利用するあらゆるメディアチャネルをターゲットにし、彼らにアピールする広告を最も早く出稿したからと言われています。デジタルを駆使した最新のマーケティングチャネルも用い、リテラシーの高いアクティブシニアと呼ばれる世代を獲得しつつ、紙媒体などの伝統的なチャネルにもリソース配分したことが主な成功した要因だと言われています。

まとめ

団塊・シニア世代は、あなたの会社にとって多大な利益をもたらすかもしれません。多くのマーケティング担当者の想定とは異なり、団塊・シニア世代は新型コロナウイルスの影響で、オンラインで購入する比率が高くなっています。さらに彼らは、購入するたびに、より多くのお金を使う傾向があることから、実は収益を生み出す大きなポテンシャルを秘めているのです。

団塊・シニア世代は人口が多く、可処分所得が高い、それに加えロイヤルティも高い消費者集団です。団塊・シニア世代に向けた新規事業を創案する際には、その世代のニーズを把握しているかが重要になります。例えば、商品・サービスを実際にテスト/体験していただき、顧客ファーストで事業価値・サービス内容を改善していくなどがあります。

また、既存顧客・新規顧客のロイヤルティ化を高めるためにも生の声は方法を検討してみてください。

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