シニア向けのデザインとは?気をつけたいポイントやデザイン事例をご紹介!
2020.11.15
【フレイルとは】その特徴と対策とは?
近年、「フレイル」に対する社会的な関心が高まりつつあります。しかし「フレイル」という言葉を聞いたことがあっても、それがどういう意味なのか知らない人も多いはずです。今回は「フレイル」について解説していきます。
目次
フレイルってなに?
人は年齢を重ねると段々と体の力が弱くなり、外出する機会が減り、病気にならないまでも手助けや介護が必要になってきます。このように加齢とともに心身が衰えた状態になることを「フレイル」といい、健康な状態から要介護状態へと移行する段階だと考えられています。
わかりやすく言うと、「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。この「フレイル」という単語は、2014年に日本老年医学会が「Frailty(虚弱)」の日本語訳として提唱した概念です。
フレイルの3要素
フレイルは、「社会的要素」「精神的要素」「身体的要素」の3要素より成り立っております。これら3つはそれぞれが密に関連しながら、さらに増強し合うような形で「フレイル」を悪化させます。
「社会的要素」…閉じこもり、孤立、孤食
「精神的要素」…うつ、認知機能低下
「身体的要素」…ロコモ、サルコペニア
フレイルの状態になると、死亡率の上昇や身体能力の低下が起きます。また、何らかの病気にかかりやすくなったり、入院するなど、ストレスに弱い状態になってしまいます。
フレイルの対策
高齢者のフレイルを予防するためには、どのような対策が必要なのでしょうか。
①社会参加の機会を増やす
年齢を重ねると、社会的地位や家族の役割が変化したり、家族や友人を喪失することで、気力や活気が失われてしまうこともあります。趣味のサークルなどで新たな繋がりを作ったり、地域のボランティアなどで貢献する役割を担うことで、人との関わりを保ち続けることは、フレイルの進行予防に繋がります。
趣味のサークルの一例として、「趣味人俱楽部」という高齢者向けSNSをご紹介いたします。「SNS」と聞くと若者が利用しているイメージが強いと思いますが、最近では高齢者の方のインターネット利用率も上がり、SNSを利用している方も増えています。SNSを通じて、新たな趣味や繋がりを作ってみるのはいかがでしょうか。
②適度な運動をする
フレイルの予防には、有酸素運動が有効と言われています。高齢者の方には、ウォーキングが最も取り組みやすくオススメです。最低でも1日5,000歩以上歩くようにすると、筋力の低下を防げると言われています。最近では、家でトレーニングに励む方も多くみられるようになってきました。
③食事の栄養バランスを見直す
運動して運動機能を維持するにも、体をつくる栄養素(タンパク質やカルシウムなど)が必要です。低栄養の状態で運動をしても、さらに低栄養状態を助長してしまいます。例えば体重65kgの人であれば、肉類50g、魚介類40g、卵類50g、豆類60g、乳類250gほどを1日に摂取することが必要と言われています。さまざまな栄養素をバランスよく摂取して、低栄養状態に陥らないようにしましょう。
まとめ
新型コロナウィルス感染症は、高齢者においては感染の危険性だけではなく、家に閉じこもることによる健康への悪影響が懸念されています。コロナ禍で外出を控えることは、歩行機会が失われ、筋肉の量や質の低下を招く大きな原因になります。食事はタンパク質を中心に、さまざまな栄養素をバランス良く摂り、筋肉を減らさないように心がけましょう。
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