2021.06.09

シニア市場は100兆円に!? シニアマーケットが持つ新たな可能性とは

高齢化の一途をたどる現代社会において、「シニアマーケット」に対する注目が多く集まっています。医療の発達やインターネットの普及により、あらゆる人々にとっての「住みやすさ」が叶えられ続けている昨今、シニア層のリテラシーも高まりつつあるのが要因のひとつとも言えるでしょう。

ここでは、そんなシニア層のマーケットについて、詳しい資料を展開しつつ解説していきます。

シニア市場のこれから

シニア市場が伸びていく要因について、
人口や市場規模の推移を見ながら解説していきます。

日本の3人に1人が、65歳以上に

出典:高齢化の推移と将来推計(内閣府)

内閣府が公表している『高齢化の推移と将来推計』によると、2025年には、日本の総人口の30.3%が65歳以上となるとのこと。総人口は減少していきますが、65歳以上の割合は反比例的に増加していくため、2025年には3人に1人が65歳以上となる見通しが出ています。さらに、2060年には65歳以上の方の割合は40%近くにまで増えると予測されています。

市場規模は、100兆円を超える…!?

出典:みずほコーポレート銀行産業調査部作成

みずほ銀行産業調査部の資料によると、高齢者の人口増加がきっかけで、そのマーケットの市場規模は101.3兆円にまで増加すると予測されています。

内訳は、医療・医薬産業が35兆円、介護産業が15.2兆円、そして生活産業が51.1兆円。
ここでの生活産業とは、食料・家具・事家・被服・教育・娯楽・交通・通信などのこと。生活産業の規模が大きくなると、小売や広告などにも間接的に影響を与えることにもなるため、多くの産業に関わってくるといえます。

わたしたちが運営する『趣味人倶楽部』では、会員さまの半数以上が、月に5,000円以上のネット決済をおこなっているというデータも。特に「電化製品」や「グルメ・食品」、「本」や「衣料品」といった、いわゆる “生活産業” に関する購買需要が高くみられ、WEB購買への意欲・関心を強く持っているのが特徴です。

まとめ

高齢者の人口増加、市場規模の拡大により、今後はシニア業界がますます注目を集めていくことでしょう。ぜひ弊社記事をご参考にしてください。

シニアに対しての調査を検討している方へ

弊社が運営しているおとな世代向けコミュニティサービス「趣味人倶楽部」では、「定量調査」と「定性調査」といった2パターンでのリサーチサービスを展開しています。

「定量調査」とは、35万人を超える趣味人倶楽部のユーザーさまに対してアンケートを実施することで、シニア層が持つインサイトを明らかにするものです。過去には「シニア層が持つスキンケアへの興味」や「シニア層が持つ運動習慣についての関心」といったトピックの調査をおこないました。その結果、新商品開発のヒントにつながったり、イベントやレッスンの実施につながったりと、様々な形で企業さまのお力添えをしてまいりました。

「定性調査」とは、趣味人倶楽部のユーザーさまに対して「インタビュー」をおこない、生の声や背景、考え方などをより深掘っていく調査です。過去には「ファッションセンスの高いシニア女性がどんなバッグを求めているのか」という題目でユーザーさまにインタビューをおこないました。その結果、自由回答ではなかなか得られにくいような深い部分まで掘り下げた意見を集めることができ、クライアントさまが持つコンテンツのブラッシュアップにお力添えすることができました。

わたしたちは、シニア層の動向やニーズを「マクロ視点(定量調査)/ミクロ視点(定性調査)」といったふたつの視点で見つめ、調査し、クライアントさまのお力になれればと考えています。
ぜひ一度、お問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。

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